部屋の退去時、高額な支払いをしないために

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皆さんは部屋を退居する際、緊張しないでしょうか?

私は管理会社の人が自分が住んでた部屋の傷を細かくチェックして、相応でない退去費用を請求されたらどうしようとビクビクしながら、部屋の退居をしてきました。



退去費用とは?

退去費用とは、次にその部屋に入居する人が使用できるようにするための現状回復やクリーニングなどの費用のことを指します。国土交通省の「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に何を借主が負担しなくてはいけないのか、何を貸主が負担しなくてはいけないのか、ルールが細かく記載されています。

しかし多くの人がこの内容を明確に把握していないため、本来より多くの費用を支払っているケースも多いそうです。

実際に私も退去時に不当に多くの金額を請求されましたが、あらかじめガイドラインについてある程度の知識を備えていたため、支払いを行わずにすみました

貸主と借主の負担範囲について

ポイント1

自然に消耗していくものについては貸主が負担しなくてはいけない。

以下、一般的に貸主負担となる例です。

  • 壁に空いた画鋲の穴
  • 家電の裏の壁に付いた黒いシミ
  • フローリング・畳・壁紙の日焼け
  • 家具の設置跡やへこみ
  • 網戸の張替え

ポイント2

過失や故意で破損したものについては借主が直さなければならない。

以下、一般的に借主負担となる例です。

  • クロスの傷や落書き(クロス全体ではなく対象部分のみ)
  • フローリング、畳、カーペットの傷や汚れ
  • タバコのヤニ汚れや臭い、焦げ跡
  • ドア、障子、網戸の傷や破損
  • 壁に空いた画鋲の穴
  • 家電の裏の壁に付いた黒いシミ
  • フローリング・畳・壁紙の日焼け
  • 家具の設置跡やへこみ

またこれらの費用は全額ではなく、耐用年数に応じた分の負担となるそうです。

つまり長く住めば住むほど負担費用は少なくなります

私が実際に退去時に言われたこと

管理人:

「ここ汚れがありますね。クロスの張替えこの面全てになります。」(3、4箇所ほど同様の指摘を受けました。)

「お風呂の鏡に鱗が付いてますね。清掃費が別途かかります。」

私:  

「クロスの張替えによる傷は一面ではなく、対象箇所のみですよね?あと、耐用年数に応じた分の負担になりますよね?」

「お風呂の鱗の清掃費はクリーニング代には入っていないのでしょうか?」

などなど交渉すること30分。。。こういう時に納得していない状態でサインをしてはいけません。

最終的に私の意見が無事受け入れられ、退去費用金額は3万円ほど安くなりました。

威圧的な態度がすごく怖かったです。。。

最後に

部屋を借りるとき、退去するときは知識がないがゆえに、提示された見積もりに何も疑いを持たず、本来支払うべき金額以上のお金を支払ってしまう方が多くいるそうです。特に仲介会社を立ち合い業者として雇っているところでは、高額請求が多いみたいなのでお気をつけ下さい。

退去時には事前に国土交通省の「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」などを確認し、知識を備えておくことをオススメします。

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